スペシャルティコーヒーの淹れ方
ここでは日本で最も普及しているハンドドリップでの抽出方法をご紹介します。
豆の風味をしっかりと出し、クリアに表現できる抽出方法です。
1:器具とコーヒー豆の準備
1:ドリッパー&ペーパーフィルター
2:サーバー
3:ケトル
4:グラインダー
5:スケール
6:コーヒー豆
7:コーヒーカップ
メーカーや種類によってドリッパーやペーパーフィルターの形や素材が変わりますが、ハンドドリップに必要な物は基本的にこの7つです。好みのデザインの物を選ぶと愛着が湧きますね。1杯ならサーバーの代わりにコーヒーカップに直接抽出してもOK。
2:豆を挽く
お湯を沸かしている間に、グラインダーで豆を挽きましょう。まずはスケールで豆を計量します。1杯につき13g(お湯は225ml)。2杯なら26g(お湯は450ml)。たくさん淹れたい方は豆1gに対してお湯17.3mlが適量です。抽出以外にもお湯を使うので、少し多めにお湯を沸かしておきましょう。
グラインダーに豆を入れたら、中挽きで豆を挽きます。ポーレックスなら一番細かい状態から(ネジを最後まで締めあげてから)カチ、カチと5、6回緩める設定にすると丁度良いです。もちろん電動式のグラインダーでもOKです。この時点でコーヒー豆のいい香りがしてきます。
3:豆をペーパーにセット
お湯が沸騰したらサーバーとコーヒーカップを事前に温めておきます。ペーパーフィルターが茶色のものの場合は紙臭くなるので、事前に沸騰したお湯でペーパーを濡らしておきましょう。
サーバーに入っているお湯を捨て、コーヒー豆をペーパーフィルターに平らにセットします。(ドリッパーを左右に振ると平らになります。)
次に湯量を計るためスケールをゼロにリセットしておきましょう。
4:全体を蒸らす
90〜95℃のお湯を30g全体に染み渡るようにまんべんなく注ぎ、そのまま30秒間待ちます。蒸らすことで豆の風味を引き出しクリーンな味わいを作り出します。
やかんなどでお湯を沸かしてケトルに移すと、大体90〜95℃の温度のお湯になります。
5: 2湯目以降
蒸らし終わったら2~3回に分けてゆっくり丁寧に真ん中を中心に500円玉を描くように注ぎ、合計225gになるまで注いでいきます。225gになったらお湯が全て落ちきるまで待ち、落ちきったらドリッパーを外します。
時間は全体でシングルオリジンは2分30秒くらい、ブレンドは3分くらいで注ぎ切るのが目安です。
6: 完成
温めておいたコーヒーカップに入っているお湯を捨て、サーバーからコーヒーカップに移せば美味しいコーヒーの出来上がりです!
挽き目や抽出速度をコントロールすることで味は大きく変わります。いろいろ試してみてご自分の好みの抽出方法を見つけてみましょう。
ハンドドリップ以外の抽出方法もたくさんありますので、こちらをチェックしてみてくださいね。
コーヒー豆の保存方法
1週間で飲みきれなかった場合
コーヒー豆をキャニスターに入れ替えて冷凍庫で保存してください。なるべく密閉できるものが良いです。
なければお届け時の袋をクリップなどで止めて冷凍庫で保存してください。